台湾式クレープ「蛋餅(ダンピン)」

台湾の朝ごはんは「蛋餅」で始まる

前回に引き続き、台湾式朝ごはんのご紹介です。日本と違って、朝は外で食べる方が多い台湾。いろんな早餐(朝食)の店が朝から賑わっていて、出勤前にさっと食べたり、持ち帰りにしてオフィスで食べたり。その中でも人気は豆乳屋さん。すっごいたくさんメニューありますけど、ほぼ粉モンですw

そんな豆乳屋さんの粉モンの中で、女王が愛するのが「蛋餅(ダンピン)」、台湾式たまごクレープです。もちっとして卵の風味がまろやかで、いつもオーダーしてしまいます。写真下は、台湾でナンバーワンと言われる「阜杭豆漿(フーハンドウジャン)」の蛋餅です。思い出の味……♡

鹹豆漿(シェンドウジャン)と相性最高

この蛋餅は、たいてい豆乳と一緒に食べることが多いです。甘い豆乳、甘くない豆乳、いろいろですけど、やはり台湾にしかない「鹹豆漿(シェンドウジャン)」は外せませんね。前回の記事では鹹豆漿の作り方をアップしていますので、ぜひセットで召し上がってみてください。とても手軽です。

台湾の朝ごはん「鹹豆漿」
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材料はたった3つだけ

さて、蛋餅の作り方ですが、朝ごはんの定番だけあって非常にシンプル。材料は最もプレーンなものなら3つだけ。薄力粉、卵、ねぎ。ザッツオールです。ちょっと豪華にしたいときは、ここへハムやらチーズやら加えて焼きます。どっちにしても、そんなに手間はかかりません。朝から目玉焼きくらいの手間でやっつけられます。

大さじ2杯の小麦粉にねぎを入れて、大さじ3~4杯の水で溶いておきます。卵は別の容器に割って溶きほぐします。これなら大抵のご家庭で材料が揃うんじゃないでしょうか。

ここでスキレットが大活躍する

台湾の豆乳屋さんであれば、大きな鉄板で粉と卵を同時に広げ、卵が固まらないうちに合体させる技が使われますけど、家庭のコンロじゃなかなか難しいので、女王はいつもフライパンです。愛用のスキレット(蓋付き鋳物パン)がちょうどいいサイズです。いつもこれひとつで焼きます。

熱々に熱したスキレットに油を敷いて、生地を流し入れて焼き焼き。蓋をして中火3分くらいでもう焼けてますので、上下をくるっとひっくり返します。ここだけテクがいりますかね~。あんまり薄焼きにするとうまくいきません。

卵を重ねて焼いてしまおう

くるっと返して熱々の裏面がこっちを向いているうちに、一気に上から重ねて卵を流し入れて蓋をします。ハムやチーズを入れるなら、このタイミングで。蓋をしたら火加減によりますけど、けっこう早く固まります。完全に固めてOKですが、それより裏側がコゲないように気をつけてくださいませ。

くるくるっと丸めて完成

卵が固まったら、巻いていきます。オムレツみたいにくるくるっと。

はい、巻けました。生地のこんがり具合はお好みで。女王はもちもち系が好きなので、あんまりパリパリにはしません。

醤油タレで熱々を召し上がれ

さあ、できました。適当な大きさにカットしてお皿に並べ、醤油ベースのタレでいただきます。このタレ、店によってけっこう個性があります。女王は黒酢と醤油、オイスターソース(XO醤)をミックスします。辛い唐辛子味噌をつける方もおられます。

熱々もちもち、もうたまりません

台湾で出てくる一人前も、これくらいのサイズだと思います。お子さんにはケチャップでもいいんじゃないでしょうか。お酒のつまみにもよさげですね。台湾の人たちが聞いたら笑うでしょうけど。

断面はこちら。あんまり萌え断ではないですね(笑)でも、ほんとにクセがなくて美味しいので、しょっちゅう作ります。ぜひ皆さまのご家庭でも、台湾の味をお試しくださいませ。

最後にもう一回、セットにおすすめの「鹹豆漿」を推しておきます。

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