豆腐一丁、調理時間は5分!
皆さま、お久しぶりです。今日は夏に向かって美味しくなる冷奴アレンジ「塩やっこ」のご紹介です。いつものように、料理とは言えないレベルの手抜きっぷりでございますが、味は非常によろしいので覚えて帰ってください。夏の間中、これが冷蔵庫にあると食卓に1品増えて大助かりです♪
冷奴に飽きたら「塩やっこ」があるじゃないか
気温が高くなるにつれ、食卓も涼やかなメニューが多くなってきますよね。そんな中でも、代表的な小鉢モノが冷奴じゃないでしょうか。早いし安いし美味いし、どこぞのキャッチコピーじゃないですが、その上カロリーが低くて栄養価も高いときたら、そりゃあスタメンになるのも納得です。
ただ、夏場も峠を過ぎるころ「ちょっと飽きてきたな」と思うのも正直なところ。乗せる薬味を変えたりあれこれ工夫してるご家庭も多いはずです。そんな時、思い出していただきたいのが今回ご紹介する「塩やっこ」です。
材料は豆腐と塩だけ、あとは時間が調理します
では、作り方です。とは言っても、何のこたぁない、豆腐の塩漬けなのですが、これが旨い!豆腐なのにチーズのような食感が楽しめて、アレンジの幅も広がります。後で食べ方も紹介しますが、これが冷蔵庫にあると本当に重宝するので、女王宅では夏場は毎週みたいに仕込んでいます。
木綿でも絹ごしでもお好きな方をどうぞ
とりあえず豆腐を用意してください。木綿と絹ごしで食感がかなり変わります。写真は木綿で、女王はたいていこちら。塩漬けするとモツァレラチーズにような食感になります。絹ごしの場合はクリームチーズに近くなりますが、豆の成分が濃いお豆腐を使わないと上手にできません。スーパーの安い絹ごしだと、水分が多すぎてもちっとした食感が出ません。木綿もなるべくしっかりしたものがいいですね。ここはちょっと上等なもので作りましょう。
半分に切って塩をすりこみます
まな板の上にキッチンペーパーを置き、その上にお豆腐を。真ん中からスパッと半分に切っていただき、半丁ずつ全ての面に塩をまんべんなくすり込みます。塩漬け豆腐のレシピでは、お豆腐丸ごと塩をすり込むものが多いですが、それでは真ん中まで味がしみないので、女王式では半丁カットを推奨しております。
塩の分量、ここがポイントですね。下の写真が半丁の上側に使う分量。スプーンは料理用の小さじです。ひっくり返して、裏側にも同じ量をすりこみます。つまり、半丁で小さじ1弱ということになります。ただし「じゃあ1丁で小さじ1・5くらいかな、一気にそーれ!」と、水戸泉のように豪快にやらないでください。均等に塩を行きわたらせるのがコツなので、少しずつつまんでそっと広げてください。側面も丁寧に。ここだけが唯一の手間なので、手抜きの女王も手を抜きません☆
キッチンペーパーでくるくる巻きに
塩がきれいに行きわたったら、半丁ずつキッチンペーパーでくるくる巻きにしてあげましょう。そして、密閉容器に入れて24時間後から食べごろです。途中でペーパーを取り換えると、水分が抜けやすくなります。時間が経つほどしっかりした食感になっていきますが、菌の繁殖が懸念されますので、2日以上の保存はおすすめしません。ペーパーや密閉容器も清潔な物を使ってくださいね。
アレンジいろいろ、洋風や中華風にも
できました~。早速食べてみましょう。普通に切っただけでもあっさり塩味で美味しいのですが、せっかくなのでアレンジしてみました。まずは、カプレーゼ風。すでに味がついているので、普通にモツァレラチーズとして扱いました。胡椒、レモン汁、オリーブオイルで、バジルの代わりに青じそです。これならお客様のときにも、家にあるもので格好がつきますよね。
こちらは中華風。市販のねぎソース(最下部参照)とごま油、黒酢のコンビネーションです。和風でいただくときもですが、お豆腐だからと言って醤油はかけないでくださいね。すでに味がついているので、しょっぱくなりすぎます。
この他、サイコロにカットしてサラダの具材にしたり、和え物などにしても美味しくいただけます。いろいろ工夫して食べてみて下さい。暑くて食欲のないときにも、さっぱり食べやすい一品です。
(追記)こちら、使用したねぎソース。いちばん前にある「塩葱醤」というものです。後ろにある「姜葱醤」もカオマンガイソースとして大活躍してます。女王宅の必須調味料♡こちらは業務スーパーで買えますよ。