生姜が余ったときには刻むのよ
皆さまのお宅の冷蔵庫に、使いかけの生姜ございませんかしら。チューブ入りも便利ではありますが、やはり生姜もトリュフと同じでフレッシュの方が香りがよろしいですわね。(高笑い)
でも、生姜ってほんの少ししか使わないことが多くて、ついつい野菜室のトレーに転がったままになっていることがございます。なんともったいないことでしょう。そんなかわいそうな生姜の救済策として、王宮の厨房では「生姜ご飯」を作ることがあります。
シンプルに生姜のみならすっきり大人の味わい。ツナ缶をプラスすればコクとボリュームが楽しめます。冷めても美味しいので、おにぎりにしてお弁当にしてもよろしいかと思います。死亡フラグの立っている生姜でも作れるのですが、できましたら、まだ新鮮なうちにお作りになった方がサクサク感が楽しめます。
炊かずに混ぜるだけ、調理時間は10分です
作り方はあっけないほどカンタン、まさに手抜き王国の郷土料理。このように千切りにしまして、炊きあがったご飯に混ぜるだけでございます!炊かないんですのよ、せっかくの香りが飛びますから。
混ぜたらしばらく蒸らしてくださいまし。生姜の分量は2合でこのくらい、もっと多くても大丈夫です。
ツナ入りなら、ぐっとボリュームアップ
ベースとなるご飯は「おうどんだと少し薄いかしら」くらいの出汁、ツナを入れるなら2合のお米に小さい缶ひとつ。必ずノンオイルのものを使用し、汁ごとガッとぶちまけたら、あとは出汁で水量を調整いたします。
こちらは、炊きあがった生姜ごはんに木の芽を散らしたものでございます。
木の芽は少々お高いですが、生姜の香りと絶妙のハーモニーを奏でてくれます。また、素朴な磯の香りを楽しむなら、青のりやあおさの粉末もよろしいでしょう。見た目がやや地味ですので、ちょっと緑がある方が華やぐのです。
生姜の薄皮をきれいにむく秘密兵器とは
なお、形がいびつで剥きにくい生姜の皮ですが、不要になった銀行やショップのカードでこすると、柔軟性があるため上手に薄皮だけ剥けますことよ。ぜひお試しを。
こちらは、ある日の女王の食卓です。
生姜ご飯には、薄めに仕上げた赤だしがとても合います。あとは少しのお惣菜があれば大満足。ただし、ご飯を食べぎないようにしないといけません。味のついたご飯は、ついついおかわりしてしまう女王でございます。
↓女王が前王妃にプレゼントした「ごはん鍋」。今の炊飯器が壊れたら次はこれ買います。つやつやのご飯があっという間に炊けるんです。お焦げもできます(好き♡)