冷たいスープは真夏の栄養食です
そろそろ夏が本気出してきましたね。さすがに最近は勝つ気がいたしませんので、風邪をひかない程度にエアコンを使いますが、やはり熱々の汁物はちょっとご遠慮したい感じです。そこで、女王家では冷たいスープを冷蔵庫にストックし、ちょっと1品プラスで食卓を華やげております。
今回は、ちゃちゃっと作れてさっぱり美味しい、冷たいスープを2種ご紹介いたします。パンのお供にもいいですが、意外とご飯にも合います。食欲のないときなど、ぜひ試してみてください。
コンソメジュレとトマトのスープ
手軽な粉末のゼラチンパウダーで作るジュレのスープ仕立てです。しっかり固まるまでに5~6時間は冷やしたいので、朝ごはんにいただくなら前の晩に作って冷蔵庫へ。夕ご飯ならお昼に作っておくとよいでしょう。粉ゼラチンはメーカーによって水の分量が違いますので、基準より「ちょっとゆるいかな?」という程度を目安にしてください。
■ 作り方
- お好みのコンソメスープを作ります。
- 飲み頃の温度まで下げ、ゼラチンを溶かします(※)
- 密閉容器に入れて室温まで冷まします。
- 冷蔵庫で5時間以上しっかり冷やします。
- 固まったらフォークでおおまかにくずします。
- スプーンで器に盛り、刻みトマトをトッピング。
- オリーブオイルを少量回しかけ、完成。
- お好みで彩りやトッピングなどお楽しみください。
(※)熱々の液体にゼラチンを溶かすと、独特の臭みが出ることがあります。溶けにくくはなりますが、少しだけ温度を落としてからぜラチンを混ぜましょう。
このスープを食卓に出すときは、温度に注意してください。放っておくとゼラチンが溶けてしまい、ただの冷たいコンソメになってしまいます。できれば盛り付ける器も冷やしておくといいですね。
ヨーグルトときゅうりの「タラトゥル」
プレーンヨーグルトときゅうりのスープ「タラトゥル」。ブルガリアの国民食と言われていますが、地中海周辺でよく似た食文化があるそうです。栄養たっぷりで爽やかな酸味が魅力。日本の一般家庭で手に入りやすい材料を使って、女王風にアレンジしてみました。
■ 作り方
- きゅうりを細かいみじん切りにして、軽く塩を振ります。
- しばらく置いて水分が出たら、ぎゅっと絞っておきます。
- プレーンヨーグルト5に冷水2の割合でよく混ぜます。
- 混ざったところに、おろしにんにく少々を加えます。
- 絞ったきゅうりを入れて混ぜ、味を調えます。
- 器に盛り、ハーブとオリーブオイルをかけます。
本来はくるみを粉にして入れ、ハーブも生のディルを使います。もしご家庭にあれば、ぜひお使いいただきたいですが、なかなかないと思うので省略しました。ハーブも生のディルのかわりに乾燥のタイムを使っています。
今回はきゅうりを細かいみじん切りにしていますが、現地の家庭でもそれぞれ切り方が違うようです。すりおろし、せんぎりなど、食べやすい工夫をしてみてください。