おつまみはスピードが命です
酒のみはせっかちですから、肴を用意するのに時間をかけると手が震えます(病院へ)そんな貴族の皆さまへ、瞬間芸で対応できる酒のつまみを3種ご紹介いたします。めんつゆなんかもばんばん使いますし、仕上げの薬味でごまかしたりしつつ、いかにプシュ、までの時間を短縮するかを目指します。いきなり人が来るときにも便利ですので、ぜひお試しくださいまし♪
そら豆の煮びたし
そら豆って、さやのまま焼くと美味しいんですけど、けっこう時間がかかります。手軽に作るなら、鍋一つでほったらかし調理のこちらがおすすめです。
1・そらまめをさやから出して、塩水でさっと茹でます。
2・ざるにあげ、皮にちょこっと破れ目を作っておきます。
3・器にそら豆を入れ、熱々のめんつゆ(ストレート)をひたひたに注ぎます。
4・10分ほど放置したら出来上がり。冷めるまで待つとより美味しいです。
皮を破っておくのは、おつゆの味を浸みこみやすくするため。そのまま冷蔵庫で冷たくしても美味です。ちょこっと柚子皮など入れるとなおけっこう。めんつゆで豆を煮ると色が汚くなるので、漬けておくだけにしておきましょう。
いわしのかんたん有馬煮
本来は粒山椒で煮るのですが、粉を仕上げに振るなんちゃってバージョンです。いわしは正義、何をしても美味しいので大丈夫。
1・頭を落としたいわしを買って来て、塩水でさっと洗います。
2・鍋に酒、水、醤油、みりんをお玉1杯ずつ入れて沸騰させます。
3・沸騰したら甘みを砂糖で調整し、チューブの生姜をどっさり。
4・いわしを放り込み、汁が全体に回るよう5分ほど煮ます。
5・火を止めて5分放置、いわしをひっくり返してさらに5分放置。
6・皿に盛る前にさっと山椒を振って香りを出します。
何か他の事をしている間にできてしまう手抜きの極致ですが、めっちゃ美味いのでしょっちゅう作ります。コツは煮汁を焦がさないように気をつけるくらい。ご飯のおかずにも最高ですよね~
お揚げと万願寺の炊いたん
あっさりした煮物はみんな大好き。お鍋ひとつで作ってしまうのが手抜き王国の掟です。お出汁はめんつゆを薄めに割ったものや、白だしを使えば手間いらず。
1・鍋に湯をわかし、刻んだお揚げを入れて10秒、湯を捨てて油抜きします。
2・万願寺を切って、鍋の中へ。火をつけてお揚げと絡めるように炒めます。
3・万願寺の表面に油の膜が張ったら、お出汁をじゃーっと注ぎます。
4・2~3分炊いたらそのまま放置。粗熱が取れたら食べられます。
お揚げに残った油を利用して、万願寺と絡めるように炒めるのがポイント。甘唐辛子、ししとうでも同様に作れます。これも放っておけば勝手に味が浸みて美味しくなります。ちょこっと七味を振っても美味しいですよ。
以上、手抜き3メニューでした。今晩当たり、晩酌のお供にいかがでしょう。