女王のお取り寄せ:その4「京漬物」

菜の花漬けの名店「加藤順」

久々の「お取り寄せ」更新です。以前から関西に来る皆さまに聞かれる「京都のお漬物、なんぞおすすめありますか」について、まとめてみたいと思います。

街中はそこら中、漬物屋だらけです

京都は観光地として有名なので、四条や三条の河原町付近にはこれでもかというほど漬物のお店があります。多くは観光客向けに売られるパックのもので、有名店から無名店まで、見つからなくて困るということはないでしょう。

でも、皆さんが知りたいのは「どこのが美味しいの?」ということですよね。これは難しい問題です。京都の人もご家庭ごとに贔屓のお店があり、あれはここ、こっちはここ、というように種類によって店を分けておられますので、「好みによります」としか言えません。

女王も訊ねられるたび「好みによるわ」としか言えなかったんですが、面倒くさいのでよい機会ですので女王が好きなお店をご紹介しようと思います。

ちょっと中心から外れた所に名店多し

女王的、京都でいちばん好きな漬物屋さんは「加藤順」さん。初代の名前がそのまま屋号です。今は若きイケメンご店主さんが、暖簾を守っておられます。何年か前に行ったとき、カードのサインをタブレットに入力するようになってて、時代が変わったなと思いましたが、お味の方は変わっておりません。一安心。

市街地からはちょっと離れてます。京都市営地下鉄で言うと「京都市役所前」、おけいはんで言うと「神宮丸太町」か「三条」でしょうか。リッツカールトンからは近いです。入り組んだ路地の三差路にあります。初回の人は迷うかも。でもまた、そこがいいんです。暖簾をくぐると、細長い店の左側が冷蔵ケース、右に贈答品などが並んでいます。

マストバイは色鮮やかな「菜の花」

女王がここで絶対に買うのが「菜の花漬け」です。昔の菜の花漬けは色が茶色っぽかったのですが、初代の加藤順さんが初めて、色鮮やかなグリーンの菜の花漬けを開発しました。食卓にあげると、そこだけ春が来たような彩になります。

加藤順の菜の花漬けは2種類あって、漬けて日の浅い「新漬け」と、一年中販売されている「古漬け」は、それぞれ色と味わいが異なります。「菜の花が咲くのは春ですが、その芽をいただく漬物用の菜の花は冬の野菜です」と、ご店主さん。12月ごろに行ったら「新漬け」の文字が目に入ると思います。新漬けは、あっさり薄味で爽やか。ほぼサラダに近いです。

こちらは「古漬け」。女王は味の面ではこっちが好きです。少し酸味と渋みがあって、しっかりした味わい。日本酒の肴にしたら、もうそれはたまりません。

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まだまだあります、おすすめ漬物

その他、加藤順のおすすめ品

菜の花以外にも、加藤順のおすすめはいっぱい。女王は特にこの「壬生菜」が大好き。普通、壬生菜の漬物って緑でフレッシュな感じのでしょう?でもこれは、ひねてます。どちらかというと高菜漬けに近いようで、もっと繊細でサクサク感があって…。

ごはんのお供として、こんなに素敵なものがあるでしょうか。塩分は控えめなので、たっぷり乗せて食べてもしょっぱくないです。おにぎりにしても最高!

あと、よく買うのが「小梅」。カリカリではない、ふっくらやわらかい小梅です。普通の梅干しだと、量が多すぎて困るんですが、これは1回分にちょうどいいサイズ。肉厚でしっかり身が肥えているので、とても重宝しています。

王宮では、伝統的なこのような焼き物の容器で梅干しを保管しますことよ。

冬なら、やっぱり「千枚漬け」

年末、30日あたりに加藤順さんに行くのですが、お正月用の「千枚漬け」は欠かせません。京都は千枚漬けの名店がたくさんありますよね。あれこれ食べ比べてみまして、こちらのはさっぱり薄味、甘みはそこそこ、酸味は控えめ、こんぶのとろみはさらっとしているように思います。

※加藤順オンラインショッピングこちら >>

老舗の味を楽しんでください

とは言っても、観光の方ですと何軒も郊外の店は回れません。そういうときはデパ地下です。たいてい京都のデパ地下は漬物屋ストリートがありますので、そこでいろんなお店の味が買い揃えられます。

写真は、左から近為(きんため)の干し大根、加藤順の菜の花新漬け、なり田の秋茗荷。干し大根は、生の大根にはないしこしこした歯ごたえがあり、旨味が濃厚。秋茗荷は、夏の茗荷よりはるかに美味しいですが、出回る時期が短いので見つけたら即購入です。

この他にもたくさん種類がありますので、ぜひお好みの京漬物を見つけてくださいませ。