余ったタネは野菜に詰めちゃうの

ハンバーグ、ぎょうざ…微妙に余ったら

ハンバーグやぎょうざって美味しいけれど、タネを作るのがけっこう手間ですね。そして分量を考えて作っても、微妙にハンバーグ1個分余ったり、ぎょうざの皮がもうないわ、なんてことになった経験、皆さまお持ちではないでしょうか。

女王はそんなとき、野菜室をのぞいて肉詰めを作ってしまいます。肉詰めといえば、ピーマンの空洞を利用してお作りになる方が多いでしょうが、けっこう他の野菜もいけますわよ。

これは万願寺とうがらしを二つに割って、中に余ったぎょうざのタネを詰めたものです。いつもの肉詰めピーマンとは趣が違いますでしょう。このときは、ポン酢と大根おろしでいただきました。

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「しいたけ」も詰め物界のスターですわ

ピーマンやとうがらしなど空洞の野菜でなくとも、肉詰めはできます。

立派なしいたけでしょう。前国王(別名:父)のお里であるオオイタのどんこです。前日の鍋で残った鶏のつみれをかさに乗せて焼きます。これは本当にごちそうですね。焼きたての熱々にポン酢かお醤油をたらし、ビールをぐいぐいと。ああっ、たまりませんわ♡

なお「どんこ」と呼ばれるのはかさが開ききっていない肉厚のもので、漢字では冬茹と書きます。かさが開いて平たくなると香信(こうしん)、その中間くらいが香茹(こうこ)。干し椎茸のパッケージに書かれているので、今度ご覧になってくださいませ。

ちなみに、しいたけは焼いている間にタネがはがれやすいです。焼く前にかさの部分に小麦粉を振ってからタネを乗せると、はがれずきれいに焼きあがります。

しいたけと言えば、女王の鉄板メニュー「しいたけピザ」もおすすめです。ハムや残り野菜を適当に刻み、しいたけに乗せてチーズをオン。具材によっては少しケチャップを足してもいいでしょう。

パーティーなどで半端にオードブルが残ったりしたとき、ささっと刻んで作ります。焼くときはアルミホイルを敷いた魚焼きのグリルで。笑えるほどカンタンで本当に美味しいので、ぜひお試しあれ。

いろんな野菜に詰め物してみましょう

パリにお住いのマダムが、よくトマトのファルシをお作りになっています。ファルシとは詰め物料理のこと。トマトの場合は中のやわらかい部分をスプーンでくりぬいて使います。

だいたいはハンバーグのようなタネを詰めてオーブンで焼くのですが、ポテトサラダや玉子サラダを詰めて、冷蔵庫で冷やしても美味しくいただけます。

このとき気になるのがトマトの皮ですが、オーブンで焼かれる場合は皮をむかずにお使いになった方が、形がくずれず仕上がります。カットしたヘタの部分も一緒に焼いて、お帽子のように飾り付けてもかわいらしいですね。

ちょっと変わり種をひとつ。

女王がアルメニアを公式訪問(エコノミークラスで)した際いただいた「トルマ」というお料理です。

こちら、ひき肉のタネがぎょうざにそっくり。それを薄いキャベツの葉で巻き、オイルで焼いてありました。これも余ったタネでさっと作れそうです。こういうものが副産物としてできるなら、わざと余るようにタネをこしらえてもよいかもしれませんね。