完成、きゅうり醤油漬けレシピ

あの○ちゃんの味をご家庭で

ようやく寒さが遠のき、八百屋さんの店先に「きゅうり」が山盛りになる季節がやって参りました。冬の間はハウス栽培で高かったけど、夏はびっくりするほどお安く買えますね。そんなとき、ぜひトライしていただきたいのが「醤油漬け」。皆さんが大好きな「きゅうりの○ちゃん」、あれがご家庭で手軽に作れるのです。

試行錯誤の末に完成した納得の味

実は○ちゃんレシピ、ネットにけっこういっぱい落ちてます。でも、それらを試してみても、いまいちコレという好みの味にならなかったのです。そこで、女王が試行錯誤を重ね、これじゃというレシピを開発いたしました。

時間はかかりますが、手間はさほどかかりません。さらには、きゅうりだけでなく大根や白菜にも応用できますので、ぜひ覚えてご活用くださいませ。

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きゅうり5本分のレシピです

今回はきゅうり5本を使用しました。きゅうりのサイズにもよりますが、漬け汁=きゅうりが完全に浸る分量と覚えておけば失敗しません。逆に少なすぎると味にムラが出来て台無しになりますので、ぜひ漬け汁はたっぷりとご用意ください。

最初に塩で水分を抜きます

きゅうりは流水でよく洗い、1~1.5㎝の小口切りにします。薄い方が味がしみ込みやすい反面、歯ごたえはなくなります。お好みで調整してください。

ここへ大さじ1杯程度の塩をふりかけ、よくなじませます。食感が悪くなりますので、決してもまないように。そのまま1時間放置します。

なんと!きゅうりを茹でます!

1時間放置して、じわっと水が出たきゅうり、なんと茹でます!「きゅうりは生で食べるものでしょ」と思われる方は多いでしょうが、中華料理では炒めものに使いますし、スープにする国もございます。ここは新鮮な気持ちで、たっぷりのお湯をお鍋に沸かし、一気にきゅうりを塩まみれのまま放り込んでください。

ゆで時間は5分くらいでしょうか。軽く火が通ればOKです。ざるにあげて、水分を飛ばすように冷ましてください。

生に見えますが、ちゃんと火が通っています。この時点ではまだ食べるとけっこう塩味ですが、後でちゃんと醤油味に変わりますのでご心配なく。

漬け汁の配合はこちら

冷ましている間に漬け汁をつくりましょう。甘口、辛口は個人の好みがありますので、そこらは加減してください。

冷ましたきゅうりはぎゅうぎゅう詰めに近い形で密閉容器の中でスタンバイ。千切り生姜をたっぷりと上にちらします。

必ずグラグラに煮立ててください

醤油カップ1、みりんカップ2/3、水カップ2/3、酒カップ1、お好みで鷹の爪の小口切り少々、切りごま少々。これを鍋に入れてグラグラ煮立てます。酒のアルコールが飛ばないと変な味になりますので、必ずしっかり火を入れて。

煮立てたら熱々のうちに、きゅうりの容器にドバーと注ぎます。ひたひたか、かぶるくらいの汁の量が必要です。ジッパー付きポリ袋なら、やや汁の量が抑えられます。

このまま汁が冷めるまで放置し、冷蔵庫で8~10時間味を浸透させます。こんなに熱を入れて大丈夫かしらと思われますでしょう?でも、女王が視察に行った漬物工場でも、80度の熱湯消毒はすべてのお漬物になされていましたので、素人が思うほど野菜はヤワじゃないんですわ、きっと(知らんけど)

完成!アレンジもお試しを

できあがりました。本家の○ちゃんはこの後の工程でさらに火入れを行っていますので、外側がシワシワで歯ごたえもフニャッとしています。その点、女王レシピですと「サクッ」「コリッ」という、きゅうりの食感が残っています。

これはご飯のおかずにもよく合いますが、日本酒のアテにすると最高です。残った煮汁は再沸騰させて、白菜の芯や大根を漬けてください。また、刻むとこんな美味しいものができますよ。

ね、美味しそうでしょう。お弁当にいかがでしょうか。たぶん女王は狂ったように今年の夏はきゅうりを漬けまくると思います。ぜひ貴族の皆さまも、オリジナルのアレンジできゅうりの旬をお楽しみください。