甘~い!春キャベツのステーキ

サラダだけなんてもったいない!

貴族の皆さま、春がようやくやってきました。女王の頭にではございませんわ、スプリングハズカムでございます。ようやく電気あんかが外せます。

市場に並ぶお野菜も、春っぽくなって参りましたね。今日はその中でも人気の「春キャベツ」をお料理いたしましょう。どなたかしら「千切りにしておしまい」なんて仰るのは。やわやわの春キャベちゃん、焼いても美味なんですよ。女王は毎年「ステーキ」にして甘みと香りを堪能いたします。

キャベツの厚みに注意してください

ステーキと言っても肉っけは一切なし。単に切ったキャベツをフライパンで焼くだけなのですが、これがまあ美味しいのでやめられません。気をつけるのは、キャベツをカットする厚みです。フライパンに蓋をして蒸し焼きにしますので、厚すぎるとアウトです。

女王はたいてい半分に切ったものを、さらに4つに分けます。このとき、芯を取らないでください。裏返しながら焼き目をつけますので、芯の部分で繋がっていないとうまくいきません。では、焼いてみましょう。

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最初は強火で焼き目をつけます

フライパンに薄く油を敷きます。強火にかけて温まってきたら、キャベツを投入。香ばしい焼き目がついたら裏返し、両面をしっかり香りを出します。そう、焼きそばを作るときのような、焼けたキャベツの素敵な香り♡

ここで軽く塩コショウをしておきましょう。後でバターを落としますので、塩分が強くなりすぎないように。無塩バターの場合はしっかり味付けしても大丈夫ですが、やはりこれに使うのは有塩バターの方が美味しくできる気がします。

味付けは白ワインとバター

両面に焼き色がついたら、白ワインを注いで蓋をします。量はこのキャベツ2切れで大さじ1杯程度。キャベツが多い場合はもう少し多めで。葉のすき間にいきわたるよう、まんべんなくふりかけてあげてください。そしてそっと蓋をしめます。火は中火に。

途中で一回ひっくり返して火がよく通ったら、バターの出番です。女王はいつもバターナイフに乗ってる分くらいたっぷり使います。ここでひるむと、ただの焼きキャベツ。この料理のソースはバターだと腹をくくって、まんべんなく行きわたるように乗せてあげてください。

バターが溶けたらお皿に盛りつけて、フライパンに残った水分とバターを煮詰めます。このとき火が強すぎるとバターがいやな匂いになるので加減しながら。煮詰まったら、キャベツの上からかけてあげてください。

バルサミコ酢がよく合います

さあ、出来上がりました。そのまま塩バター味でもめっちゃ美味しいです。もしさらに風味を加えるとしたら、バルサミコ酢(小さい杯に入ってるのがそうです)やレモンが合うと思います。

芯がついたままなので、召し上がるときはナイフとフォークでどうぞ。前菜としてたっぷり召し上がってもいいですし、お料理の付け合わせとしてもよろしいです。コツとしては「とにかくバターをケチるな」です。冬の固いキャベツでお作りになる場合は、蒸し時間を少し長めにされるとよろしいと思います。それでは皆さま、ボナペティ~♪