カニかまのクラブケーキ

「クラブケーキ」って何?

貴族の皆さま、本日は平成最後のレシピ「クラブケーキ」のご紹介です。ケーキと言っても甘いお菓子ではなく、アメリカで前菜に出てくるカニとパン粉を固めて焼いたお惣菜です。あんまりお肉を食べない女王にとっては、ハンバーグに代わるものがこれ。あっさりして日本人好みのお味だと思います。今回はお高いカニの代わりにカニかまを使ったレシピをご紹介します。

お安いカニかまでも美味しくできます

王宮の冷凍庫にはタラバガニが豊富にストックされていますが(夢語り)ふだんのお惣菜に使うにはちょっとお値段が張りますよね。そこで、最近よく見かける「なんちゃってタラバ」系のカニかまを使ってみました。もちろん本物のカニと食感は違いますけど、かなり美味しくできます。むしろカニの主張はこちらの方が強いかも(カニ肉入ってないのにねw)。

こういうタイプのカニかまです。最近のはよくできてますね。手巻きずしに入っているロールタイプのかにかまは上手にほぐれませんので、必ず細かくほぐれるタイプのものをご使用ください。

ほぐれました。この量で2個分。以下の材料も2個の分量で出しています。お作りになる個数で調整してください。

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ねぎ類とパン粉、卵を加えて

中に入るものは、青ねぎと玉ねぎ。青ねぎ2本は小口切りに、玉ねぎ1/6はみじん切りにしておきます。青ねぎに関しては、パセリでもいいと思います。アメリカで食べたものはハーブがたくさん入っていましたし、他の野菜を入れるレシピもありますので、アレンジしてみてください。ただし、あまり大量に野菜を入れるとタネがまとまらないので焼き崩れます。分量としてはこの程度でおさめておくのがよいでしょう。

次にパン粉です。量としては5枚切りの食パン1枚分(70~80g)です。これは女王が包丁で刻んで作りましたが、市販のもので構いません。その場合はなるべく粗目のものを選んでください。そして、中に混ぜ込む分と表面にまぶす分(少量)に分けておきます。焼く前に表面にパン粉をまぶすとパリッと香ばしくなるからですが、面倒くさい方は全部混ぜても大丈夫です。ただしちょっとペタッとした感じに仕上がります。

全体をざっと混ぜたら準備完了

これらの材料を全てボウルに入れ、卵をひとつ割り落とします。そこへマヨネーズをカレースプーン山盛り1杯分いれてゴムべらで混ぜます。

 

味付け不要、あとは焼くだけ

ざっと全体が混ざったら、2個にわけて形成します。ハンバーグみたいにこねなくてOK。時間が経つと水が出るので混ぜたらすぐに焼きましょう。「あれ、塩コショウは?」と思ったアナタ、実はこのお料理、味付けは不要ですのよ。カニかまとマヨネーズで十分に美味しいお味がついていますので、何もしなくてよろしいのです。「手抜き王国」らしいでしょう♡

表面にパン粉をまぶしてフライパンへ

ここで登場するのが、さっき取り分けておいたパン粉。形成したタネの表面にまぶして、油を多めに敷いたフライパン(温めておいてください)へ。中火できつね色になるまで焼いて、ひっくり返してさらに片面も色よく焼き付けます。このとき、フライパンの蓋は閉めないでください。せっかくパリッとしている表面がベチョベチョになってしまいます。

レモンを添えて召し上がれ

出来上がり。表面のパン粉がよい仕事をしていますね。こちらはぜひレモンを添えてお召し上がりください。レストランではタルタルソースを添える店もあります。見た目はコロッケみたいですが、あくまでも「カニ料理」ですので、お客様の時などはサラダなどでアレンジすれば、立派な前菜の一皿として供せます。

また、このクラブケーキは冷めても美味しくいただけます。小さ目に作ってお弁当のおかずにもいかがでしょう。冷凍できますので、一度にまとめて作っておくのもいいですね。また、パンにはさんでバーガーとしていただくのも美味しいです。

ちなみに今回の材料費、計算してみたら光熱費入れて一人前130円でした。経済的にも非常によろしいので、ぜひ皆さまもお作りになってみてくださいませ。